藤代町 岡堰
寛永2年(1625)、関東郡代伊奈半十郎忠治が「築留」土提工事を着工したことにはじまる
上流の福岡席、下流の豊田堰と合わせて関東三大堰の一つ
岡堰の灌漑地域は藤代町、取手市域の2272ヘクタール
用排水路の総延長は35.6キロに及ぶ
明治期には大洪水により何度か決壊したが、明治32年、十二連のレンガ堰として着工された
その後、昭和初期に大改修工事がなされ、洗堰も昭和28年に改修工事が着工し昭和35年に全工事が完成した
昭和55年、計画高水流量を従来の850立方メートル毎秒から1300立方メートル毎秒に改定され
全面稼動堰として改築することになった
昭和58年着工、平成8年竣工、総事業費134億円、コンピュータ操作の現代堰として甦る
(鬼怒川・小貝川水と暮らしより)