西林寺
守谷城址南方にある西林寺は、しだれ桜が見事です。
天保元年(1830)の書状によると寺域3万坪、朱印地20石で門末48ヶ寺を有したと言われています。
1月3日に護摩供、8月15日に施餓鬼会が行われます。
境内には小林一茶の句「行く歳や空の名残りを守谷まで」の句碑があります。
一茶は、住職鶴老の時代、当寺に長く滞在し、文人墨客を交えた句会がさかんであったと伝えられています。
徳川家康の画像は、旧徳川家や寺院にいくつか残されています。
西林寺は上野寛永寺の末寺であった関係でその中の一つが残され、昭和48年(1973)市の文化財に指定されました。
江戸時代の偉いお坊さん天海大僧正がこの絵を誉めたと言われています。
また、中庭の悠然とした姿のしだれ桜は、一幅の絵を見るような美しさです。
(守谷のふるさとかるたより)