永泉寺
天台宗
平将門による創建、天正元年に浄土真宗として堂宇が再建されたと伝承される(守谷町史)
九曜の紋は、少し大きい丸型の(太陽)を中心にして、8個の小さな丸型(月・火・水・木・金・土の星と釈迦・不動様)が囲んで出来ている家紋です。
海禅寺・長龍寺・永泉寺には、この九曜の紋がついています。九曜の紋は、宇宙を支配する星を守り神とした信仰から生まれたものです。
平将門は星を信仰していたため、将門に関係のある寺や神社には、九曜の門がついているようです。 また、将門は、守谷地方を信仰の地域とされたと伝えられています。
永泉寺の縁起によると、延暦年間(782〜805)相馬政安が建立し、開山したのは西賢太子(せいけんたいし)です。
将門は承平年間(931〜937)、戦の度に6個の土偶を作り、自分と同じような格好にして馬に乗せ、どれが将門であるか見分けがつかないようにしたともいわれています。
藤原秀郷に攻められたとき、将門はこの土偶を捨てて逃げました。この土偶を安置して永泉寺と名付けたとされています。
後に徳川3代将軍家光より、寺領3石5斗余りの朱印地を賜りました。
(守谷のふるさとかるたより)